よく、3年我慢したら、良いことが起きる。っという意味で、石の上にも3年という言葉が使われますよね。
でも、なんで3年なんだろう?って思ったことないですか?
このことわざは10,000時間の法則と深い関係があるようです。
昔も今も国が違っても、人間の本質というのは変わらないようですね。
10,000時間の法則とは?
10,000時間を費やしたら、どんな人でも、努力をすれば、その分野でトップレベルになれるというものです。
もちろん、取り組み方や内容の密度によって、優劣はあると思います。
ただ少なくても、100人かき集めたら、その中で1番くらいの能力は身についているはずです。
10,000時間って何年くらい?
土日も仕事の整理をしながら、毎日1時間残業して帰るような。そんな感覚でしょうか?
休みなく1日9~10時間を3年間費やすと約10,000時間になります。
10,000時間 ≒ 1日(9~10時間) × 3年(365日×3)
1日2~3時間だったらおよそ10年で約10,000時間です。
趣味で初めたものも、10年続けると人に教えられるようになりますもんね。
多ジャンルの10,000時間が収入の幅を決める!?
いろんなジャンルの10,000時間つまり、100人に1人の人材となれば、自然と自分自身のレア度が高まり、収入が増えるようになるというものです。
藤原和博氏がグロービズで公演された時の動画を見ていただければ、よくわかると思います。
この動画、アクティブラーニングについての動画なので、興味がある方は初めから見てみると面白いと思います。
ある程度のレベルなら10,000時間も必要ない!?
ある程度なら実は10,000時間も必要ないようです。
Josh KaufmanがTEDxCSUでスピーチした、The first 20 hours – how to learn anythingの中で述べています。(字幕は設定から日本語を選ぶと変わります。)
学習曲線は最初の20時間である程度のレベルまで達します。
20時間である程度のレベルまで達するには4点のコツが存在するようです。
- 具体的にやりたいことを決めたら、スキルを細分化すること。スキルを細かく分けることで、自分の最もやるべきことが見えてきます。まずはそれをすること。
- 学習とは間違った時にやり方を変えられるようにするもの。実践を先延ばしにせず、実際に練習しながら自己修正をしていくことが大事(参考書を読破してから始めようというのは先延ばしに過ぎない)
- 練習の邪魔になるものを取り除くこと
- 少なくとも20時間は練習すること(最初はうまくできなくて苛立つこともあるかもしれないが、諦めず、20時間はきっちりする)
考察
- 石の上には三年には1万時間の法則が関係している。3年間は同じ会社で頑張れというのは本気で3年その業務に挑むことで、レア度があがり、3年後には収入が増える可能性があがるという意味なのかなとおもった。
- せっかく物事を初めてみるならまず20時間徹底的にやってみる。極めたければ、10000時間続けて見ること。
- チャレンジし、精一杯行動することで、上達は早くなる。
感想
平均寿命が80〜90の3年を使うなら、やっぱり、自分のやりたいことにつぎ込みたいと思います。
ただ、面白くもなく、目指すこともなく、毎日嫌だと思いながら仕事をするくらいなら、やりたい仕事、自分のスキルにしてみたい仕事に大事な3年間を使ったほうが、あのときこうしておけばよかったとか、そういう後悔はなくなるんだろうなーっと思っています。