便秘といえば、食物繊維をたくさん摂る。そんなイメージはありませんか?
食物繊維ももちろん大事ですが、実は食物繊維を摂るだけでは便秘は改善されないかもしれません。食物繊維だけを摂っていて、逆にお腹が張って苦しくなった。
そういったことを聞くことありませんか?
便秘を改善する秘密は実は便が何から構成されているのかを知ることでした。
では、いったい『便(うんち)』って何から構成されているんでしょうか?
便はなにから構成されているのか?
うんちって食べかすが出ているイメージってありませんか??
実は食べかすってうんちの構成では一番割合が少なかったりします。
うんちは大きく分けて次のような構成になっています。
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食べかす(5%)
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腸内細菌の死骸(15%)
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タンパク質(腸壁)(20%)
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水(60%)
この材料が体内で揃うことで、しっかり便が作られるみたいです。
食べかす(5%)
うんちだからやっぱり食べかすちゃんとでてます。
驚きなのは食物繊維(脂溶性・水溶性)はこの食べかすに含まれるということです。なんと5%の中に食物繊維も含まれてるんです。
それは食物繊維だけとっても改善されないはずですね(汗
確かに便秘の人は食物繊維を意識して摂ってますが、便秘じゃない人はそんなの気にもしてませんよね?
腸内細菌の死骸(15%)
腸内細菌は2種類。
ご存知の方も多いと思いますが、善玉菌と悪玉菌です。
この死骸が15%を占めています。
タンパク質(腸壁)(20%)
うんちの20%はタンパク質。腸壁が剥がれることによって便が作られます。そのため、タンパク質不足の人は便秘になりやすいようです。
タンパク質を簡単に補うにはプロテインがいいかもしれませんね。
水(60%)
半分以上は水です。ここで大事なのは水であって水分ではないということ。
例えば、甘いジュースを飲んだら、ジュースの水分は糖分を分解するために使われてしまいます。またラーメンのスープを飲んだら脂を分解するために水が使われてしまいます。
甘いジュースを飲んだり、ラーメンのスープを飲んだりしたら、喉が乾くなっと思ったことはありませんか?この喉が乾く状態は体内で脱水症状が起きている状態です。そうなってしまうと、便に使うはずだった水がありませんので、便秘になりやすくなるのは目に見えていますね。
便秘を解消する4つのポイント
便を構成するものがわかれば、自然と見えてくると思います。
ポイントは次の4つです。
- 水をたくさん飲む
- 甘いもの、油ものは極力控える
- タンパク質をしっかり摂る
- 悪玉菌を減らし、善玉菌を増やす
善玉菌と悪玉菌の特徴
悪玉菌は次のものが大好物です。つまり悪玉菌が増える餌ですね。これを摂らないようにすれば、悪玉菌の増殖は抑えられるでしょう。
- 古い油
- 砂糖
です。
この2つが大量に含まれる食べ物って一体なんでしょうか?
例えば、◯◯◯◯ドーナツ。古い油と砂糖がまんべんなく使用されていますね!一番はチョコレートです。チョコレートって油と砂糖の塊なんですよね。しかも、チョコレートっていつ作られているんでしょうか?昨日、今日ではないですよね?かなり前に油と砂糖を混ぜて作ってあるわけで、古い油と砂糖、市販のチョコレートに敵う食べ物はないんじゃないでしょうか?チョコレートを食べたら腸ではきっと悪玉菌のお祭りが行われるでしょうね。
逆に言えば、砂糖と古い油をあまり摂らないようにすれば、悪玉菌は増えにくいということですね。
では、悪玉菌が増えるとどのようになるのでしょうか?
- よくおならが出る。
- お腹が張る。
- うんこが殺人的に臭くなる。
- 腸から栄養が吸収されにくくなる。
こんな感じです。悪玉菌が増えていいことはなさそうですね。
善玉菌の大好物はフラクトオリゴ糖です。善玉菌を増やしたければ、意識して摂るといいかもしれませんね!
善玉菌を増やして、素敵な腸内ライフを♪