子供には頭のいい子になって欲しい。そう思うのが、親ではないでしょうか?
実は頭の良い子(IQが高い子)の特徴にはある母親の共通点があります。
妊娠中にクラシックを聞かせたり、暗示のように語りかけたりするのも効果はあるのかもしれませんが、頭のいい子はお母さんが妊娠中にある成分をしっかり摂ることにより、IQがグッとアップするようです。
その成分はレシチンという成分です。
このレシチンは脳を作る成分だと言われています。その成分をしっかり摂ることで、子供の脳は活発に成長し、IQが高い子が育つということです。
頭のいい子の作り方というよりも、脳の材料を知ることが、頭の良い子を作ることにつながるんですね。
ちなみにアメリカではこんな実験があります。
アメリカで実際にあった実験
AというグループとBというグループに妊娠中の母親を分け、AグループにはレシチンをBグループには偽薬を飲ませるという実験です。
妊娠中は母親がレシンチンを食べ、出産後は3歳になるまで子供がレシチンを食べる、そんな実験です。
結果、レシチンを食べていたAグループの子供は全員、偽薬を飲んでいたBグループの子供よりもIQが高かったといいます。
なぜ、レシチンなのか?
レシチンは別名『健脳食』ともいわれ、ダイレクトに脳に影響する成分です。レシチンはリン脂質というものなのですが、このレシチンが脳を作る材料だといっても過言ではありません。
レシチンの構成要素のひとつであるコリンが体内に吸収されると脳まで届いて、脳内の神経伝達物質であるアセチルコリンをつくる材料になります。
このアセチルコリンの濃度で、脳の記憶力や脳機能が決まります。
また、レシチンが不足することでイライラや不眠症、記憶力の低下が起こる可能性もあるようです。
まさに、レシチンは脳を作る、一番の材料だということがよくわかります。
大事なのは1歳まで
大人の脳の重さは約1400gです。
生まれたての子供の脳の重さは約400g、そして、1歳までに約800gまで成長します。
脳が育つ期間を考えたらわかりやすいですが、
1歳〜成人まで約20年で600g、
0歳から1歳までの約1年で400g、
生まれるまでの約10ヶ月で400g
脳が育つと言われています。
子供の脳が急激に育つのは生まれるまでと、生まれてからの1年で決まります。この約2年の間にどれだけ良質な材料で脳を作るかで子供の頭の良さが変わってくるということです。たった2年で頭のいい子になるかどうかの基礎が決まってしまうということですね。
レシチンが含まれる食品
レシチンが多く含まれている食品
- 卵黄
- 大豆(納豆などの大豆加工品も含む)
- 穀類
- ゴマ油
- コーン油
- 小魚
- レバー
- うなぎ
などです。
特に大豆レシチンは良質だと言われています。
ただ、食品から大量に摂るのは難しいので、サプリメントなどを使うと良いかもしれません。
ただし、添加物には十分に注意し、天然のものを選びましょう。
大人の認知症予防にも
2025年には認知症の患者数が700万人に及ぶと言われています。これは65歳以上の5人に1人の割合です。
そんなに認知症の人がいれば、徘徊しているのか、散歩しているのか絶対わからない世の中が待っているでしょう。
認知症は35年の病と言われていて、発症するまでは脳の状態を戻すことができるようです。その予防策として、レシチンを食べるのが良いようです。
認知症に多いアルツハイマー型は脳が萎縮していき、生活に支障がでてしまうといったものですが、脳の材料をしっかりとってあげることで、それを予防できる可能性はあります。早め早めに手をうっておくのも大事なことかもしれませんね。