水道水、井戸水、ペットボトルの水、浄水器で浄水した水、いろんな水がありますが、自分が飲む水としてあなたはどれを選びますか?
それぞれのメリット、デメリットを見て、自分に合った飲む水を選びたいものですね。
今回はそんなメリット、デメリットを紹介しています。
水道水
水道水はとても安全な水です。詳細は以下リンクを参照してください。
水道水を飲むメリット
そのまま飲めばコスト的に安い。
蛇口をひねればすぐに飲める
水道水を飲むデメリット
長期的に考えると健康に疑問が残る。
塩素が入っている為、美味しくない。
煮沸するとその分、光熱費が高くつく
水道水を飲むときのポイント
煮沸して飲む時は15分以上すること。発がん性物質のトリハロメタンは煮沸後すぐに量が増えるので注意。ほとんどなくなるまでが約15分
井戸水
企画が結構テキトウ。調査委員の味覚による項目なんかもある。
井戸水の企画表はこちら
飲用井戸等10項目の水質分析 水質分析
項 目 | 基 準 値 | 項 目 | 基 準 値 |
一般細菌 | 100個/mL以下 | 大腸菌 | 検出されないこと |
硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 | 10mg/L以下 | 亜硝酸態窒素 | 0.04mg/L以下 |
塩化物イオン | 200mg/L以下 | 有機物(全有機炭素(TOC)の量) | 3mg/L以下 |
pH値 | 5.8以上8.6以下 | 味 | 異常でないこと |
臭気 | 異常でないこと | 色度 | 5度以下 |
濁度 | 2度以下 |
井戸水を飲むメリット
初期費用を考えなければ、一番安い。
夏でも比較的冷たい水が飲める。
井戸水を飲むデメリット
初期費用が高い
企画が11項目なので、安全面が少々心配。
ゴルフ場の農薬や、工場の排水、いろんな面で下流にある地下水は汚染されている可能性が高い。
井戸水を飲むときのポイント
水の質については謎が多いので、調査をしっかりしてもらい、安全性を確かめてから飲む必要がある。
ペットボトル
日本ではいろんな水が売られています。中にはガソリンより高い水もしばしば、手軽さでは一番のペットボトルの水です。
ペットボトルの水を飲むメリット
外出時には手軽に水を飲むことができる。
美味しい。
ペットボトルの水を飲むデメリット
ゴミが出る。
どこで、いつ、誰が、どのように処理された水なのかが不鮮明。
1本の製品コストは、ほとんどブランディング費や輸送費であるため、コスパは悪い。
ペットボトルの水を飲むときのポイント
ミネラル分などを飲みやすいように添加されたものがある。そうなると自然の水ではなく加工された水であることを忘れてはいけない。
開封してから10時間後には細菌がかなり繁殖しているので、できるだけ早く飲みきる必要があります。エフシージー総合研究所の実験データが物語っていますね。
出展:エフシージー総合研究所
ウォーターサーバー
お手軽に水とお湯がのめるウォーターサーバーです。
本体のレンタル料はほぼ無料のものが多いようです。
ウォーターサーバーの水を飲むメリット
お湯をすぐに飲める
基本的にはペットボトルと同じだが、ペットボトルより少し安い。
ウォーターサーバーの水を飲むデメリット
電気代がかかる。
設置場所が必要ですし、ボトルを置いて置くスペースも必要となる。
ウォーターサーバーの水を飲むときのポイント
空気がボコボコと入って行くタイプのサーバーは空気と一緒に水の中へ雑菌が入るので、かなり早めに飲みきらないと雑菌の宝庫となってしまう。
メンテナンスも頻繁に行わないと、注ぎ口からボトルまでの水が通る部分に雑菌が湧きやすいので注意が必要。
浄水器
浄水器もたくさんのメーカーがいろんな種類の浄水器を出しています。浄水器はとても手軽でリーズナブルですが、選ぶ基準がよくわからないのでイメージで購入してしまいがちです。ちゃんとした知識で、良いものを安く買いましょう。
浄水器のメリット
蛇口をひねれば美味しい水がのめる
コスパが良い
浄水器のデメリット
フィルターをちゃんと交換しないと雑菌がわいてしまったりと逆効果になることがある。
フィルターに料金がかかる
企画によって良し悪しがある
場所をとる
浄水器の企画
大きく分けて企画は2つ世界基準のNSFと日本基準のJWWAのJISなど、世界と国内で分けられる。
2つは測定方法が異なる。
NSFはフィルター期限後に測定したデータを使用している。
JWWAは新しいフィルターを使用して測定したデータを使用している。
そのため、JWWAの企画ではフィルター期限の時にどれだけ浄水器としての機能を果たしているか不鮮明であるので注意が必要。
浄水器の種類と特徴
粒状活性炭
一番多いのはこのタイプで、蛇口にバコッとはめ込むタイプの物がほとんどです。特徴はフィルターの寿命が短いこと、水の通り道ができるので、あまり水が触れない部分に雑菌が繁殖しやすくなります。フィルターは頻繁に変えるので、比較的安価です。
圧縮活性炭
活性炭を粉々にして、圧縮して固めてあるのがこのタイプです。据え置き型であることがほとんどです。圧縮した活性炭に水を通すので、水の勢いはあまり良くないですが浄水能力は非常に高いです。NSFの企画を通過しているものはこのタイプのフィルターが多いです。フィルター寿命は長いですが、その分フィルターの料金は高めです。
また、雑菌などを不活性化するための紫外線ランプがついたものもあったりします。
逆浸透膜フィルター
全てを除去し、純粋を作る浄水器です。そのため、ビタミンやミネラルも除去してしまうため、口当たりはあまり良くなく、口当たりを良くするためにミネラル分などをあとで添加するものもあります。料金はかなり高めです。