効率的に目標を達成するための考え方の例に木こりと斧の話があります。
この考え方は目から鱗の考え方ですよ♪
木こりの話
あるところに『A』と『B』という木こりが一生懸命木を切っていました。この『A』と『B』の木こりはどちらが早く木を倒すと思いますか?
『A』の木こりは休みながら、木を切っていました。
『B』の木こりは休む時間はもったないと、休まずに木を切っていました。
答えは…
『A』の木こりです。
休まず木を切っていたんだから『B』の木こりと言いたくなるところですが、『B』の木こりは休まずに木を切っていたため、斧の刃がボロボロで木を切る効率が非常に悪くなってしまっていたのです。
逆に『A』の木こりは休んでいる間に刃を研いで、効率を落とさないように木を切っていたので、『B』の木こりよりも早く効率的に木を切ることができたという話です。
この話はイソップ童話に出てくる、木こりのジレンマの話を元にしています。
この『B』の木こりのようになっている人もたくさんいるのではないでしょうか?
忙しさのあまりに目の前のことに集中しすぎて、目標を達成するためにどうすればより効率的に達成できるか考えず、すごく作業量が多い割には結果がなかなか出ないという人。
逆に『A』の木こりのように、作業量は少ないのにどんどん結果がでる人。
もし、やってもやっても結果がなかなか出ないという人がいれば、どうすればその目標が達成できるのか、しっかりと考える時間をとった方があっさりと目標が達成できるかもしれませんよ。
キコリのジレンマの話
ある日、旅人が森の中を歩いていると、一人の木こりに出会った。
その木こりは、森の中で木を切るのに忙しそうだったが、旅人はちょっと休憩のために少し休んで行くことにした。
そして、一所懸命木を切っている木こりを見ていた。
旅人は、その木を切る姿を見ていて、木こりが一所懸命切るわりには木がなかなか切れないのを不思議に思っい、木こりののこぎりを見てみると、随分と刃こぼれが目立っていた。
そこで、旅人は親切心で、「木こりさんよ、そののこぎりは随分と刃こぼれが激しいようではないか、のこぎりの目を立直してから切ればもっと良く切れるに違いないだろうから、少し休んで目を立てたらどうですか?」と言った。
そうすると、木こりは旅人に向かって、「旅人さんよ、ご忠告は非常にありがたいがの、わしは今非常に忙しくってのこぎりの目など立てているヒマがないんじゃよ」と言いながら、一心不乱にまた木を切りはじめた。