シャンプーって正しい洗い方があるの知っていましたか?
生まれてきてからこれまで、ほぼ毎日のようにシャンプーをしてきたと思いますが、専門職の人以外は意外と正しいシャンプーの方法を習うことはありません。
学校の授業でもないですし、友達同士でシャンプーどうやってる?っていうシャンプー論議なんかも、まずしないですよね?
『髪を濡らして、シャンプーをつけて洗って、髪をすすぐ』こう思い浮かんだあなたはすでにシャンプーのやり方を間違っています。
今回は毎日の習慣にできる正しいシャンプーのやり方をご紹介します。
STEP1>プレシャワーリング
まずはブラシで毛先から髪のもつれを十分に取ります。
もつれが取れたらしっかりとお湯で洗います。(ぬるま湯程度がオススメ)
Point:髪を濡らすのではなく、お湯で髪を洗うという意識(髪の毛の汚れの7割はここで落ちます)
汚れを十分に流した後、毛先の水分を切ります。
このプレシャワーリングをすることでシャンプーの泡がよく立つようになります。
STEP2>泡だて
シャンプーを適量手に出して、手のひらで泡だてます。
そのまま、後頭部、側頭部にシャンプーをつけ、髪をスポンジのように使い泡だてます。
Point:洗うのではなく、泡立てることに集中します
なぜ、泡だてが重要なのか?
髪のダメージ要因の1つである、『摩擦』から髪の毛を守るためです。摩擦はブラッシングなどで起こりやすいですが、一番よくないのが、濡れた髪を擦る行為です。なのでシャンプーの泡をしっかり立てて、摩擦を極力起きないようにしてあげましょう。
豆知識(シリコンシャンプーがよくないと言われる理由)
シリコンはなんのためにシャンプーに含まれているかご存知ですか?
ご存知の方がほとんどだと思いますが、髪をコーティングするためです。
ただ、本来シリコンはシャンプーの時の摩擦から守るためにシリコンを含んでいて、洗い流す時にしっかりとシリコンが落ちるのが本来のシリコンシャンプーの姿です。
現在のシリコンシャンプーはしっかり落ちるようになってきていますが、昔はシリコンがなかなか落ちにくく髪に残ったままになりがちでした。
そうすると、美容室では髪を染めたり、パーマをかけたりする時に、コーティングをされたままの髪だとうまく色が入りにくかったりするため、シリコンシャンプーは最悪だという施術側の話が広がり、シリコンはよくないという固定概念がついたようです。
STEP3>シャンプー
しっかり泡だったら、シャンプーを髪全体になじませます。頭皮をマッサージするように洗って行きます。(こうすることで、髪も一緒に洗うことができます)
Point:泡立ちが少ないと感じたら、そのまま洗わずに一度洗い流して、もう一度シャンプーの泡だてから行うことで、摩擦から髪を守ります。
STEP4>洗い流し
頭皮からしっかりと洗い流します。後頭部や髪の生え際は特に丁寧に洗い流します。
Point:泡が全て流れても、シャンプーが泡立つ濃度でなくなっただけの可能性があります。泡が全て流れてから、もう一声しっかり洗い流します。
STEP5>コンディショナー
髪の水分をしっかりと取ります。
コンディショナーを適量手に取り、全体になじませます。その後すすぎ流します。
Point:傷んでいるのは毛先なので、毛先からしっかりとなじませていきます。
STEP6>マスク(スペシャルケア)
髪の水分をしっかりと取ります。(タオルドライは不要です。)
ヘアマスク(トリートメント)を適量手に取り、毛先から全体になじませます。
Point:ホットタオルなどを髪に巻いておくと、より効果的ですが、別にしなくてもその効果は微差でしかないです。一番大事なのは習慣化できるかどうかなので、めんどくさければすぐ洗い流してもOKです。