書斎の鍵(著者:喜多川 泰)を最近オススメされて読んでみました。
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この書斎の鍵は自己啓発の小説です。自己啓発の小説で有名なものは『アルケミスト』や『夢をかなえるゾウ』などです。
久々にグッと心に響いた本だったので、この気持ちを忘れないようにブログに書き残しておくことにしました。
是非、本が好きな人も、本が苦手な人も一度読んでみてください。本を読むというコトに対して、考え方がすごく変わると思います。
ちなみにネタバレも含まれる可能性があるので、「まず読んでみよう!」という方はあらすじより先は読まないでくださいね♪
もし、読んだことある。もしくはこの記事を見てから読んでみたぞ!っていう方は是非コメントに感想いただけるといろんな感情を共有できるかと思いますので、嬉しいです。
あらすじ
本が大嫌いな前田浩平(主人公)が雅彦(主人公の父)の死をきっかけに父の遺言を見ることになる。
その遺言には「書斎の鍵は然るべき人へ預けてある。書斎にあるそれらを必要とする場合にはその者から鍵を受け取ること」とあり。浩平は書斎の鍵を持っている人を探し始める。
書斎の鍵を持つ人を探し出すまでのストーリー中で、父、雅彦やそれに関わる人たちの浩平への深い愛に触れ、そして父が息子へ本当に伝えたかったことを浩平が知り、浩平自身の生き方が変わっていく。
そんな話です。
書斎の鍵の舞台は2055年の日本
2055年になった日本はどんな暮らしをみんなはしているでしょうか?
この本にはかなりリアルな2055年が予想されているように思いました。
スマホがスマグラ(メガネ)になっていて、それで全てを確認できたり、まさにグーグルグラスが一般的になっているようですね。
もちろん本はほとんどが電子書籍になっていて、タブレット一つで、世界中の本が読めるという世界になっています。2018年現在でも電子書籍ですぐにダウンロードして、ほとんどの本が読めますよね。
そんな電子書籍化が進む中、『書斎のすすめ』という本が登場し、衰退する紙の本がどんどん売れるようになります。
なぜ、紙の本を読むと良いのか?
その秘密がわかります。
書斎の鍵の本文より、学びのある文章
一日生きると体は汚れる、一日生きると心も汚れる
ここで出てくるのは書斎は心のおふろという考え方です。読書をし、その本を置いている書斎を持つことで、心のおふろに入り、心を常に綺麗な状態を保てますよというものです。
読書は人生を豊かにする投資である
一冊の本に触れることで、心が軽くなったり、勇気をもらえたり、未来が明るくなったりする。そんな本の世界を自宅にもっておけば、心は常にフレッシュな状態を保てる。
書斎で自分の魂に向かい合うたびに、新しい自分に生まれ変わる
書斎にある本、一冊一冊にはそれぞれの別の世界が広がっていて、電子書籍では得られない、その雰囲気が自分の魂に、「お前はどう生きる?」と問いかける。
習慣が人を磨く、どんな人でも磨けば素敵な人になる
人生で『手に入れるもの』は生まれた環境や才能によって決まらない。素晴らしい習慣が素晴らしい結果を引き寄せる。
読書によって進化したあなたは今とは別人のような活躍をするようになる
読書によって得られるのは、『知識、考え方、そして人の心を理解する力』
変人になる勇気が自分らしい人生を始める第一歩
読書は常識的な感覚を持つためにするのではなく、自分らしく生き切る勇気をもらうためにするもの
本には人生を変える力がある、本には世界を変える力がある
言葉が増えることで、人生に深みが増す。
この本を読んで感じたこと
自分にとっての読書の概念がすごく変わりました。
そして、人生は才能や生まれた環境で、手に入るものは決まるのではなく、全ては習慣が決めているんだなーっと深く感じました。
親の愛や、今までしてきたことに他者からの愛、いろんな人の愛が感じられ、すごく優しい気持ちになれました。
最近では電子書籍を購入することが多かったですが、今後は紙の本と電子書籍、両方購入しようと思いました。
涙なしでは読めない、本当に愛の詰まったストーリーと書斎のすすめ、久しぶりに心が震えた本でした。
是非いろんな方に読んでもらいたいと思います。
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