iPhoneってiPhone8以降高速充電に対応するようになりました。
Appleの公式ページにも、iPhone8以降は高速充電で30分で50%回復すると掲載されています。
一部のモデルの iPhone では高速充電機能を使えます。iPhone を約 30 分で最大 50 % まで再充電できます。
約 30 分で iPhone 8 以降のバッテリーを最大 50 % まで高速充電できます。1
Apple USB-C – Lightning ケーブルと以下のいずれかのアダプタを使う場合に、高速での充電が可能です。
- Apple 製の 18W、20W2、29W、30W、35W、61W、67W、87W、96W、140W の USB-C 電源アダプタ
- USB Power Delivery (USB-PD) に対応する、互換性のある他社製の USB-C 電源アダプタ
お手元の Apple 電源アダプタがどれかわからない場合は、アダプタの上部または底部に記載のワット数を確認してください。
引用:Apple
Appleは20WのUSB-PD対応充電器なら高速充電可能と公開していますが、実際何Wの充電器を使うのが一番良いのかが知りたくなるのが、気になる人間の自分です。
っということで、今回はiPhoneX、iPhone13Pro、iPhone14で検証してみました。
ちなみにiPhoneXとiPhone13Proは電源が切れた状態から、30分でどこまで回復するかも行ってみました。
充電時の電流・電圧が高いのはiPhone14
充電器:AnkerNanoⅡ65W
充電ケーブル:3A対応USB-Cライトニングケーブル
iPhone14
現行で最新だからか、一番急速充電の電圧と電流値が高かったです。
電圧9Vに約2.4Aで21Wの電力充電してくれています。
iPhone13Pro
iPhone13Proは残念ながら、iPhone14と同じ9Vでも2A以上での充電はほぼありませんでした。
電流量が制御され、1.5Aとなっているので、約7~8WほどiPhone14よりも充電速度が遅いです。
iPhoneX
iPhoneXが一番遅いですが、iPhone13Proとの誤差は2Wと前後とあまり開きがないので、さほど充電時間に変化はないみたいです。
同じ充電器とケーブルでも充電速度が変わってくるので、iPhone本体の能力と考えられます。
充電器が9.0V / 3.0Aに対応していたら、9VでiPhoneは無駄なく高速充電がされる仕様のようです。
なので、最近流行りのAnker20Wのこちらの充電器はiPhone13ProまでのiPhoneであれば、最速で充電できる充電器で、iPhone14になると少しだけ出力が足りなくなります。
もちろんiPhone14でも高速充電ができなくなるわけではないので、大丈夫です。
ただ、本来のiPhone14が持っている充電速度の能力を発揮させるのであれば、30W以上の充電器を使う必要があります。
ここではAnkerの製品で説明しましたが、別に9.0V / 3.0A以上であれば、iPhoneの高速充電はオールOKです。
ちなみにAmazonなどで充電器を見るときは出力の欄をみると記載されていることが多いです。
せっかく充電器を購入するのであれば、高速充電がしっかりできる出力の充電器を探すのが良いかとおもいます。
それではバッテリー切れから30分でiPhoneXとiPhone13Proがどれほど充電できるか確認してみましょう。
30分でiPhoneは高速充電でどこまで充電できる
今回はiPhoneXとiPhone13Proをバッテリー切れの状態から30分でバッテリーが何%まで回復するか試してみました。
iPhoneXをバッテリー切れから30分間高速充電
まずは充電切れのiPhoneXを用意
それでは早速充電していきましょう!
iPhoneの電源が入っていない状態だと、
- 電圧5V
- 電流2.1A
になるようです。
約1:20でアップルマークが点灯しました。
iPhoneが起動すると、
- 電圧9V
- 電流1.4A
に上がりました。
そして、ちょうど30分で45%充電されていることを確認しました。
30分でここまで回復してくれたら、朝の早い時間などにはなかなか助かります。
iPhone13Proをバッテリー切れから30分間高速充電
まずはiPhone13Proをバッテリー切れの状態にします。
それでは早速充電していきましょう。
充電直後は
- 電圧5.1
- 電流2.49A
っとiPhoneXと同様に電圧は5V台でのスタートでした。
iPhoneXは約3分で起動が始まりましたが、iPhone13Proは4分超えても起動されませんでした。
起動するAppleマークが光ったのは6分過ぎたころでした。
iPhoneが起動すると、
- 電圧9V
- 電流1.85A
に上がりました。
iPhone13Proの方がiPhoneXよりも、0.4Aほど電流値が多くなりました。
そして、ちょうど30分で47%充電されていることを確認しました。
どちらのiPhoneもしっかりと四捨五入すれば30分で50%ほどバッテリー充電をすることができました!
5V / 5.6Aの充電器でiPhoneを充電してみた
5V出力で5.6Aまで対応しているUSB-Cポートで充電した場合は
- 電圧5V
- 電流1.44A
っとなりました。
iPhoneを充電する際は過電流を防止するためなのか、電流値が抑えられるため、5Vの充電器の場合は消費電力が7.28Wっと9Vの充電ポートの時よりも9.64Wも低く、充電速度が半分になるのがわかります。
充電が80%を超えると、電圧が自動的に下がる
9VでiPhoneを充電していた場合、バッテリーの充電容量が80%を超えると、自動的に5Vに電圧が下がる仕組みになっているようです。
80%以上はバッテリーの負荷を減らすために、充電速度を故意的に落とす仕組みになっているようです。
まとめ
- iPhone8〜iPhone13Proまでを充電するのであれば、20W出力で9V/2A以上の出力を持つものであれば、高速充電の能力を余すことなく利用することができます。
- iPhone14以上は高速充電の能力が上がっているようなので、30W出力で9V/3A以上の出力をもつ充電器であれば、高速充電の能力を余すことなく利用することができます。
- 充電器を購入するときは出力欄をよくみて、購入すれば1000円台でも20Wや30W出力の充電器を購入して、問題なく使うことができます。
- iPhoneのバッテリー切れから、高速充電で30分充電したら、だいたい50%までは回復するみたいです。